浦和うなこちゃん ~浦和のうなぎ~
公開日:2019年05月17日 最終更新日:2023年10月31日
江戸時代、浦和近郊は沼地が多く、川魚が多く生息する水郷地帯で、魚釣りなどを楽しむ行楽客で賑わっていました。その行楽の人々に沼地でとれたうなぎを出したのが始まりで、味の良いことが評判になり、中山道を行き来する人たちがわざわざ足を運んだということです。 県立文書館収蔵「会田家文書」(江戸後期の古文書)には浦和から江戸赤坂の紀州藩邸にうなぎを献上していたことが記されているほか、「浦和宿絵図」(弘化年間・1844~48年)に「蒲焼商」の名が記載され、江戸時代以来、浦和の名物として市民や来訪者に親しまれています。 大正時代の半ばになって、開発のために地場のうなぎはいなくなってしまいましたが、市内では現在でも浦和区を中心として、江戸時代以来の「裂き」「串打ち」「焼き」「たれ」などの手しごとの伝統的技術を継承する老舗が集積して活動しています。 |
さいたま市では、毎年5月下旬にさいたま市役所で「さいたま市浦和うなぎまつり」を開催しています。うなぎ調理の実演、うなぎ弁当の販売、うなぎのつかみどり、市内土産品・商農物産の販売、ステージショーなどが行われ、毎年多くの来場者で賑わいます。 「浦和のうなぎ」を広くPRする、さいたま観光大使「浦和うなこちゃん」も登場します。 浦和のうなぎを育てる会では、江戸時代からの伝統の味「浦和のうなぎ」を広くPRするため、「アンパンマン」でおなじみの故やなせたかしさんに、「浦和うなこちゃん」のキャラクターデザインと、「うなぎ小唄」、「ウナギヌラヌラソング」などの作詞をしていただきました。 平成20年5月には、JR浦和駅西口に浦和うなこちゃんの石像もできました。待ち合わせスポットとしてもお勧めです。浦和駅にお越しの際は、ぜひ浦和うなこちゃんを探してくださいね。 |
出典 ・公益社団法人さいたま観光国際協会ホームページ 浦和のうなぎ http://www.stib.jp/stayeat/unagi.shtml さいたま観光大使「浦和うなこちゃん」のお話 http://www.stib.jp/mame/mame_17unako.html ・さいたま市伝統産業ウェブサイト http://www.saitama-dentousangyou.com/intro.html |
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