さいたま市立三室小学校 令和7年1月27日(月) 地元シェフによる学校給食
公開日:2025年02月25日 最終更新日:2025年02月25日
【献 立】
フォカッチャ、牛乳、チキンのローマ風トマト煮込み
小松菜とオレキエッテのペペロンチーノ、かぼちゃのポタージュ
パンナコッタ
【地場産の食材】
さいたま市緑区の小松菜
【献立紹介】
チキンのローマ風トマト煮込みは、本場イタリア産のトマトと、赤・黄色のカラフルなパプリカ、グリーン・ブラックのオリーブ、人参などの野菜をじっくりと煮込んで作ったソースと、鶏肉との相性が抜群でした。
オレキエッテは耳たぶの形をしたイタリアのショートパスタで、もちもちとした食感と地場産小松菜の甘みが、香ばしいにんにくと、よく合っていました。
ポタージュはかぼちゃのピューレと牛乳、生クリームでなめらかに仕上げました。モチモチのフォカッチャに、ポタージュをつけておいしくいただきました。
パンナコッタはイタリアのデザートで、初めて食べた児童も多かったようですが、牛乳の苦みがなく、ほどよい甘さとなめらかな食感は、大好評でした。
【調理作業】
給食室では、朝一番でパンナコッタ作りにとりかかりました。事前に試作を行い、シェフにご指導をいただいていたので、当日はスムーズにできました。
チキンのローマ風トマト煮込みのトマトソースは、低温でじっくり炒めたたっぷりのにんにくの香りが学校中に広がり、早い時間から児童の食欲をそそりました。フライヤーで揚げた鶏肉に、野菜たっぷりのトマトソースを上からかけて仕上げました。オレキエッテは上倉シェフこだわりの食材で、さいたま市産の小松菜を使ったペペロンチーノにしました。火加減を調整する専属の調理員を一人付け、シェフがすべての調理をしてくださり、おいしく仕上げることができました。かぼちゃのポタージュはミキサーにかけてから、じっくり加熱し、なめらかに仕上げました。
最後に、パンナコッタがきれいに固まっているのを確認し、時間どおりに作業することができました。

【給食時間】
チキンのローマ風トマト煮込みは、一人分のトマトソースの量が多いことから、別配缶にしました。事前に盛り付け例を示していましたので、どのクラスも鶏肉の上にきれいにソースをかけ、盛り付けられていました。『お味はいかがですか?』と上倉シェフが高学年のクラスを巡回し、イタリア料理にはスープやソースにパンをつけて食べる「スカルペッタ」という文化があることを話してくださり、実際に挑戦する児童がたくさんいました。ふだんの給食と比べ、品数が多く、ボリューム満点でしたが、児童たちは、たくさんおかわりをし、食事を楽しんでいました。学校で本格的なイタリア料理を食べることができてうれしかった、どのメニューもとてもおいしくて、また食べたい、またシェフに来てほしい、作ってほしいという声が、たくさんあがりました。

【感謝の会】
感謝の会は、6年2組で行いました。給食委員が代表して、「普段の給食では出ることがない食材を食べることができてうれしかったです。」など感謝の気持ちを伝えると、上倉シェフからは「これを機会に、食に興味をもってもらえたらうれしいです。」とメッセージをいただきました。
最後にシェフに花束を贈呈し、終了となりました。児童・職員一同、豪華な給食に、心もお腹も満たされた楽しい時間となりました。